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相手中国人のスキルが完璧に決まった瞬間、この惨状を見てみよと言わんばかりに30秒程の意図した遅延に晒された。
悔しかった。また煽られたまま終わるのかと。
濁った感情が奥底から溢れ出てくる。しかしそこには猛った激情も存在していた。無意識に相手の鼻を明かしてやろうと勝ち筋を模索していた。
ふと直感がか細い糸を掴んだ気がした。僕は些細な違和感を何一つ逃さない様に集中する。
—-これを掴めば1つ高みへ登れる。
何故かはわからないがそう確信できた。
そして僕は1つの答えに辿り着いた。
ライリーが暴走すれば勝てる。
単純な事だったのだ。とても簡単な事をこんなにも遠回りしてしまった。
しかし簡単な事だからとこの猛った激情は収まらない。もう僕は止まれなかった。
スタンをして下を向くライリーに僕の声は届かない。だから僕は猛った激情を乗せて念を飛ばした。
(起きるんだライリー!)
一瞬ライリーと繋がった気がした。たしかに画面の向こうのライリーと繋がった。
それを示すかの様にライリーは立ち上がり皆を鼓舞する。
息を吹き返した仲間は瞬く間に相手を制圧し、勝鬨をあげた。
—-そこには勝利の余韻と特質系の能力に目醒めた戸惑いだけが漂っていた。
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小説家になれるよあなた
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